子供の情緒的発達について考える – Emotional Development

Psychology
この記事は MyPace English (MPE) の英会話講師向け 研修資料の 一部を 抜粋・編集したものです。

キッズ英会話 – 子供に 厳しいか・甘いか の基準で 考えない

MyPace English (以下: MPE) では 約半数の受講者が 幼児・子供 で、最近は 8才以下の 子供たちの 入会が増えています。

小さな子供たちと日々接する 英会話講師の方であれば、キッズ英会話では コミュニケーションの取り方が とても大切なこと。 また、小さな子供との やりとりが  簡単では無いことを よく知っていると思います。

英会話 個人レッスンの際、子供との やりとりが うまく いかない時。 大人は お行儀よくしてほしいから、つい 抑制(Control)モードに入ってしまう。 子供に 厳しい (Disciplinary) ⇔ 甘い (Spoiling) の反意語の間を 行ったり来たりしても 好転は期待できません。

抑制(Control)しようという気持ちを抑え、 容認 (Embrace) を迷わず選ぶ 習慣をつけましょう。

* 小学校 低学年の 子供に、 抑制 (Control) の効果があるのは 武道場など、大多数の人々が 規律に則して稽古をしている場所(規律が伝染する場所)などに限定されると思います。  個人レッスンで、子供一人、大人一人の場合 そのような空気が生まれることは 期待できません。

なぜ Embrace (容認)が 大切か? 子供の情緒的発達 (Emotional Development) の視点から 考えてみましょう。

自分らしく、個人レッスン!

社会・共同体での 役割を学び始めたばかりの 子供たちへの対応

Emotional development happens as a result of a complex interplay between a biology and environment.
Maureen Healy – Author, Lecturer, Emotional Child Development

6才の子供は 生理的な発達、生活環境の変化の 狭間で 毎日を過ごしています。 そして 小学校に入り、幼稚園時代より より広く、複雑な環境に身を置いています。

この年令の子供たちは、親しい友達はいても 友情の 情 (Empathy) は まだ未発達。 これから 社会・共同体での役割 (Social Role) と 立ち回り方 (Behavior Adjustment) を試行錯誤から 学んでいくのです。

子供たちにとって、英会話講師は 年令の離れた不可思議な存在です。
親とも立場が違う、友達の両親とも違う。 学校の先生とも 精神的距離感が違う。
その初めての相手と 一時間、2人だけの集中した時間を過ごすのですから 子供たちにも戸惑いはあるでしょう。

ポイント: 子供たちにとって 英会話講師は 年令、立場の異なる人と 密接な時間を過ごす 初めての体験。 子供が うまく振る舞える はずはないと考えましょう。

私(先生)の言うことを聞いてください。 そうすれば 私(先生)は あなた(生徒) を受け入れます – 典型的な抑制 (Control)
これは 大人たちには 合理性のある手段かも知れませんが、子供たちがそのルールを理解するのは すごく難しい。

6~8才の子供たちは 集団の中で 協調すること (Cooperate) と 分かち合うこと (Share) を 学び始めたばかり。 その一方で、大人たちの目が届かないところでは、冒険(いたずらや、いけないこと)の 楽しさにも、気づき始める年頃です。 (Emotional balancing act between good and bad)

自我を抑えることが、社会で認められるために 大切である – この相関関係を 丁度 学び始めた所なのです。

ある共同体では、自我を全面的に押し出して リーダーになることも出来る。 集団の法則って何? 子供たちだって 社会の矛盾に翻弄されているのです。

ポイント: 子供たちは 異なる 集団・共同体に合わせて 自我の調整を試みているのです。 それが 気分のムラ と大人たちの目には映るかも知れません。

これから社会生活を知ることになる 子供たちは 自分が この小さな共同体(個人レッスン)で
容認されるか、容認されないのか、すごく不安になります。 子供だけでなく 人間は拒絶を恐れます。
* 容認: 先生は 太郎君のこと とっても良い子だと 思っているよ という空気が伝わる状態。

社会・共同体の扉を 初めて叩く 子供たちを 無条件で 受け入れましょう(Embrace)。
英会話 個人レッスンで 容認されたことは 成功経験として 子供たちの潜在意識に 刻まれるはずです。

自我に力のある子は 自制心がある。 自制心があるから、他人を思いやる気持ちが生まれる。
だから 子供の自我を育てるためには 受け入れることが 大切なのです。

自我の力が弱いうちに 自制心 (Self-control) を求めれば、恐れ、混乱を招くことになるかも知れません。

子供たちの 「嫌だ、つまらない」 は 防衛心 (Self-defense) からくるもの。
もしかすると 講師自身が 「太郎君 今日は大人しく授業を受けてくれないかな?」と考え、防衛的な気持ちになって、その感情が 太郎君に 鏡写し (Mirror Neurons) に なっているのではないか?

子供英会話の 現場で 時々 そういう風に思う事があります。

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